平準化生産

平準化生産とは、JISによれば、需要の変動に対して、生産を適応させるために、最終組立工程の生産品種と生産量を平準化した生産方式。また、各工程の引取り量が均等になるように最終組立工程の生産量を平準化することを総量の平準化という。ジャストインタイムを実現するためには、最終組立工程の生産量を平準化すること(平準化生産)が重要である。平準化生産は、トヨタ生産方式の重要な要素の一つである。ここで言う平準化とは、量と種類を平均化すること。平準化生産とは、量と種類を平均化して生産することであり、ムラからくるムリやムダを無くすことができる。 その為にはロットを出来るだけ小さくして、段取り時間を短くすることが大切となる。平準化生産は「1つずつ販売されるようなものは、1つずつ生産する」ということを目指している。英語では、Production Levelingと言う。

量と種類の平準化をさらに推し進め、部品レベルにまで展開して考え、一定期間に使用する部品の量を平準化することを、部品使用速度の平準化と呼ぶ。