オートマチックトランスミッション

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オートマチックトランスミッション(AT)は、エンジンの力を効率的にタイヤに伝える役割をもっており、エンジンからの回転がタイヤに伝わるまでの間に取り付けられている。自動車の走行状態に合わせてギヤを自動的に変え、エンジンからの回転をタイヤに伝えている。ATは、坂道などに必要な大きな力、走行時に必要な回転スピード、停止したときの動力の切り離し、後退時に必要な回転を逆にするなどの、エンジンだけではおぎなえない働きがある。ATは、エンジンが自動車に対して縦に取り付けられるのか横に取り付けられるのかによって2つのタイプに分けることができる。これらは、自動車に搭載されるエンジンの向きや駆動方式にあわせるため、外観や内部の部品配置が異なる。ただし、機能に関しては基本的に同じ働きをする。

ATは、エンジンからの回転をプラネタリギヤトレーンに伝えるトルクコンバータ、その回転を変速してタイヤに伝えるプラネタリギヤトレーン、自動車の走行状態にあわせてプラネタリギヤトレーンに変速の指示を出す油圧装置の3つで構成されている。一般的に、この3つをATの3要素という。[1]

出典

  1. ^ アイシンAW 教えて!AT・CVT・ハイブリッドシステムの仕組み

関連項目

トランスミッション
CVT