ディフィートストラテジー

2015年12月18日 (金) 09:02時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版

ディフィートストラテジーとは、本来はエンジン等の保護のため、排出ガス規制装置を無効にする制御を、公定試験モード外では燃費改善などの目的のために意図的に行うこと。その結果、排出ガスは規制値を超えて排出される。エンジン等の保護目的以外の無効化をディフィートストラテジーと定義し、禁止の明確化が求められている。[1]

2015年3月1日より、オフサイクル規制として現行のディフィートストラテジー採用車は新規登録出来なくなる。

ツボペの視点

フォルクスワーゲンがアメリカで摘発されたのは、まさにこの制御の事で、本来はエンジン保護を目的とした制御を、測定外であるかどうかを判定して、故意に排出ガス規制装置を無効としていたのである。日本では2010年に同様のスキャンダルが、いすゞ製トラックで発生したが、マスコミでは、当時の「石原東京都知事が激怒した」程度の扱いしかなされなかった。いずれにしても、そもそも重量車を規制対象としていたもので、まさか乗用車でやってくるとは思わなかったのではないかと推測している。しかも環境大国と言われるドイツ製の乗用車で、である。一方で、クルマ関係のマスコミは見方によっては沈静化に必死なようにも思える。日本のクルマ業界では長年、ドイツ(欧州)=正しい、日本=間違い、という図式が既成事実化しており、これまで持ち上げてきた欧州のしかもドイツ車であるからであろう。

参考図書

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出典

関連項目

オフサイクル規制