RPN

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RPNとは、Risk Priority Number(危険度優先順位数)の略。摘出した故障モードについて対策を行う場合の相対的優先順位を判断するための数値で【故障発生確率】、【厳しさ】、【検知度】の各評価点の積で示される。RPNの目標は、一般に100未満とするが個別に目標を設定するも可とする。なお、これを超える故障モードについては開発の段階で目標以下に下がるまで改善対策を実施する。ただし、【厳しさ】の評価点が7以上の故障モードは、RPNの値にかかわらず設計の段階でこれを下げる対策を実施することが望ましい。なお、この対策の実施はチームメンバーのディスカッションにより決定し、【厳しさ】の評価点を下げられない場合は、【故障発生確率】、【検知度】の順で評価点を下げることを考慮する。また、保安品質に関する部品、電気・電子部品については、RPN 100未満であっても【故障発生確率】及び【検知度】の妥当性をフォローする。

関連項目

FMEA