手配リードタイム
輸入品手配リードタイムの考え方
SAPのマスタに設定されたリードタイムに応じて、手配作成に必要な伝票データを作成する。
輸入品手配リードタイム設定の注意点
- MRPによるオーダー日付(納期)は輸入部品倉庫入庫ベースで立案する。
- EXWの場合、サプライヤ工場出荷ベースの契約上の引渡日は、納期より手番ずらしを行い算出する。
- ただし、単純に輸送にかかる期間を手番ずらしした引渡日では、船の出港日次第で、輸入部品倉庫入庫日(納期)に間に合わない可能性がある。
- 船の出港日は、都度スケジューリングされることもあるため、あらかじめ船の出港スケジュールを考慮した引渡日を設定することはできない。
- 生産工場の所要日に確実に間に合うために、サプライヤの引渡日を設定する工場出荷から出航日までのリードタイムを加味する、または安全在庫を設定する必要がある。
リードタイムまたは安全在庫の設定方法
設定方法 | 設定内容説明 | 考え方 | 設定単位 |
輸送レーンのリードタイム設定 | 輸送リードタイム設定 (輸入部品倉庫入庫⇒仕入先工場出荷) |
仕入先工場引渡し日を前倒しする | 仕入先単位 |
安全在庫日数の設定 | 保管リードタイム設定 (輸入部品倉庫出庫⇒輸入部品倉庫入庫) |
輸入部品倉庫入庫日(納期)を前倒しする | 部番単位 |
安全在庫数量の設定 | 保管数量の設定 | 間に合わなくても足る数量を保持する | ロケーション単位 |