プロセスアプローチ
プロセスアプローチとは、ISO9001では、「組織内において、望まれる成果を生み出すために、プロセスを明確にし、その相互関係を把握し、運営管理することと併せて、一連のプロセスをシステムとして適用することを、“プロセスアプローチ”と呼ぶ。」と定義されている。プロセスアプローチひとつひとつの作業が「本当に必要なプロセスに基づいて行われているか」「作業工程の中にムダな手順などはないか」を見直す作業のこと。単なる業務の効率化だけでなく、組織全体で見たときに、業務のムリ、ムダ、ムラのないシステムを作り上げること。
プロセスアプローチの利点
- 望まれる成果を出せるようにするためのプロセスの統合及び整合
- プロセスの有効性及び効率において注力する能力
- 顧客及びその他の利害関係者に対する組織の一貫性のあるパフォーマンスについての信頼の付与
- 組織内における運用の透明性
- 資源の効果的な使用による低コスト化及び短周期の創出
- 改善された、一貫性のある、予測可能な結果
- 集中的かつ優先的な改善への取組み機会の供与
- 人々の関与の奨励及びそれらの人々の責任の明確化