MRPとは、Materials Requirements Planningの略で、資材所要量計画のこと。計画的な生産を行うためには、必要な部品を最適なタイミングで調達する必要があり、その計算を行う生産管理システムの中で、一番多く使われている考え方。MRPでは、生産計画情報、部品構成情報、在庫情報の3つの情報を基にして、資材の必要量と必要時期を計算する。MRPでは、部品の所要量を、最終製品の基準生産計画(MPS: Master Production Schedule)を基にして計算する。MPSに在庫情報と部品構成情報を反映させて、部品表における下位品目の総所要量を計算し、手持ち在庫や発注残を差し引いた量が、正味所要量である。実際の発注では、発注単位が決まっていることがほとんどなので、ロットまとめのような調整が行われる。

関連項目

所要量計算
MRP II