「見える化」の版間の差分

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したがって、単に数字を集計してグラフを作成したり、図表を作成することとは根本的に意味が異なる。「正常と異常を区別できる」ことがトヨタ生産方式での「見える化」であり、それ以外の意味では使用していない。
したがって、単に数字を集計してグラフを作成したり、図表を作成することとは根本的に意味が異なる。「正常と異常を区別できる」ことがトヨタ生産方式での「見える化」であり、それ以外の意味では使用していない。


== 出展 ==
== 出典 ==
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2015年12月14日 (月) 05:16時点における版

「見える化」という言葉は、トヨタの生産現場から生まれた言葉である。本来は、問題の所在を視覚でとらえられるように、明確にするよう取り組むことである。欠陥もトラブルも、それらの異常が見えるならば、生産現場で対処できる。つまり問題点を顕在化させることであり、「目で見る管理」を意味するものであって、品質やリードタイムのような具体的な事象を通して実現できるものである。品質やリードタイムによる「見える化」というのは、正常な状態の中にある異常な問題を顕在化させることを意味する。問題を顕在化させることで、問題が見えると同時に製造現場で具体的に何をすべきかわかる。[1]
したがって、単に数字を集計してグラフを作成したり、図表を作成することとは根本的に意味が異なる。「正常と異常を区別できる」ことがトヨタ生産方式での「見える化」であり、それ以外の意味では使用していない。

出典

  1. ^ 従来のトヨタ生産方式における「見える化」の意味 王 志 NUCB JOURNAL OF ECONOMICS AND INFORMATION SCIENCE vol.57 No.2