自動車排出ガス規制

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自動車排出ガス規制は各国、地域毎に設定され、日本でも自動車排出ガス規制値として、その適用が義務付けられている。ただし、その規制値は検査時にのみ適用されるため、公道を走行するような実稼動状態の排出ガスを規制するものとはなっていない。オフサイクル規制として、検査モード以外で排出ガスを規制値を超えて排出することは禁止されているが、現在の検査方法では実走行時の排出ガス濃度を検査できないことが問題となっている。そのため、各国と協調して、世界統一の排出ガス規制値、及び実走行での検査が可能な方法の導入が計画されている。

2015年9月に発覚した、VW(フォルクスワーゲン)のディフィートデバイス制御は、本来、エンジンの保護等を目的とした、排出ガス規制装置の非稼動を、検査時か実走行時か判定するプログラムによって切り替えていたことが問題であり、ディフィートストラテジー自体に問題があるわけではない。同様の問題が、日本でも2010年にいすゞ(トラック)により発覚したが、前述のオフサイクル規制のきっかけになったと言われている。

関連項目

TWC
SCR
DOC