「生産型式情報DB」の版間の差分

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MIDB(生産型式情報DB)では、[[GLNO]]、[[MC]]単位の固有情報を管理する。同一の型式でも、BU型式、輸出型式の仕向地の異なるものをMCで管理しているが、これらの型式を構成する機能部品は同一。GLを一元管理するためにGLに存在するMCを示す。(BU型式、輸出型式の仕向地の異なることにより,PL上のKD区分が異なる。BU型式、輸出型式の仕向地の異なることにより、PL上の部番単位に管理するKD区分が出荷単位、デリーション単位なのかを管理する。)仕向地においては、当該コードが固定の生産しか行わない型式があるため、そのような型式の外・内・艤装コードを管理する。’旧’項目は、設計変更時の履歴管理に使用する。PL上([[PLNO]]、[[VC]]に従属する部番の紐付)の部番に対して次工程を管理しているが、[[GLNO]]、[[MC]]により[[次工程]]が決まるものをMIDBに持たせる。
生産型式情報DBでは、[[コンポーネントリスト]]、[[モデルコード]]単位の固有情報を管理する。同一の型式でも、BU型式、輸出型式の仕向地の異なるものをMCで管理しているが、これらの型式を構成する機能部品は同一。コンポーネントリストを一元管理するため、コンポーネントリストに存在するモデルコードMを示す。(BU型式、輸出型式の仕向地の異なることにより、パーツリスト上のKD区分が異なる。BU型式、輸出型式の仕向地の異なることにより、パーツリスト上の部番単位に管理するKD区分が出荷単位、デリーション単位なのかを管理する。)仕向地においては、当該コードが固定の生産しか行わない型式があるため、そのような型式の外・内・艤装コードを管理する。’旧’項目は、設計変更時の履歴管理に使用する。パーツリスト上([[パーツリスト]]、[[VC|バリエーションコード]]に従属する部番の紐付)の部番に対して次工程を管理しているが、[[コンポーネントリスト]]、[[モデルコード]]により[[次工程]]が決まるものを生産型式情報DBに持たせる。


== テーブルレイアウト ==
== テーブルレイアウト ==
設計BM [[ENICS]] より、伝送される設計つなぎGLMI(下記参照)が格納されるDBのテーブルレイアウト。
[[部品表|E-BOM]]より、伝送される設計つなぎGLMI(下記参照)が格納されるDBのテーブルレイアウト。つなぎデータで提供されない項目は、P-BOM管理グループの[[仕訳支援システム|仕訳]]によって、補完される。
つなぎデータで提供されない項目は、BOM管理グループの[[仕訳支援システム|仕訳]]によって、補完される。


{| class="wikitable"
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| align="center" style="background:#f0f0f0;"|'''説明'''
| align="center" style="background:#f0f0f0;"|'''説明'''
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| 1||[[GLNO]]||X||10||1||-||GLNo.Model Codeとそれを構成するUSV(PLNo.+VC:Variation Code)の関係を表わしたリストをいう。
| 1||[[コンポーネントリスト]]||X||10||1||-||コンポーネントリスト、モデルコードとそれを構成するUSV(パーツリスト+バリエーションコード)の関係を表わしたリストをいう。
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| 2||GLNO-サフィックス||X||1||11||-||製造部門でGLNOに一桁付け足す番号。例えばP試と量産を区別するためにつける。
| 2||コンポーネントリスト-サフィックス||X||1||11||-||製造部門でGLNOに一桁付け足す番号。例えばP試と量産を区別するためにつける。
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| 3||[[MC]]||X||3||12||-||MCの役割はVCと共に型式記号と部品番号をパーツリスト上で結びつけるものである。
| 3||[[モデルコード]]||X||3||12||-||MCの役割はVCと共に型式記号と部品番号をパーツリスト上で結びつけるものである。
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| 4||[[仕訳担当]]||X||2||15||-||BMデータベース分散インプット部門内の実際インプット担当者又は担当者グループを表示する。
| 4||[[仕訳担当]]||X||2||15||-||P-BOMデータベース分散インプット部門内の実際インプット担当者又は担当者グループを表示する。
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| 5||メンテナンス日時・タイムスタンプ||X||26||17||-||
| 5||メンテナンス日時・タイムスタンプ||X||26||17||-||
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| 6||GLリストMC||X||3||43||-||MIのモデルコードがGLの異なるモデルコードをさす場合、GLのモデルコードをインプットする。MIのモデルコードと上2桁は同じであること。
| 6||コンポーネントリスト・モデルコード||X||3||43||-||MIのモデルコードがコンポーネントリストの異なるモデルコードをさす場合、コンポーネントリストのモデルコードをインプットする。MIのモデルコードと上2桁は同じであること。
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| 7||[[製作所]]||X||1||46||-||製品の所管製作所を表示
| 7||[[製作所]]||X||1||46||-||製品の所管製作所を表示
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| 12||[[モデル名称]]||X||30||70||-||生産型式コードの型式名称
| 12||[[モデル名称]]||X||30||70||-||生産型式コードの型式名称
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| 13||コメント||X||10||100||-||MIにコメントがあればインプットする。
| 13||コメント||X||10||100||-||MIにコメントがあればインプットする。
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| 14||[[仕向地|KD仕向地]]||X||3||110||-||KD輸出の仕向地を表示する。
| 14||[[仕向地|KD仕向地]]||X||3||110||-||KD輸出の仕向地を表示する。
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| 15||[[外装コード|KD仕様-外装コード]]||X||4||113||-||KD型式のベースとなる外装コードをインプットする。
| 15||[[外装コード|KD仕様-外装コード]]||X||4||113||-||KD型式のベースとなる外装コードをインプットする。
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| 16||[[内装コード|KD仕様-内装コード]]||X||3||117||-||KD型式のベースとなる内装コードをインプットする。
| 16||[[内装コード|KD仕様-内装コード]]||X||3||117||-||KD型式のベースとなる内装コードをインプットする。
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| 17||[[外装コード|KD仕様-外装コード(新)]]||X||4||120||-||KD型式に対し外装コードを変更する場合にインプットする。
| 17||[[外装コード|KD仕様-外装コード(新)]]||X||4||120||-||KD型式に対し外装コードを変更する場合にインプットする。
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| 18||[[内装コード|KD仕様-内装コード(新)]]||X||3||124||-||KD型式に対し内装コードを変更する場合にインプットする。
| 18||[[内装コード|KD仕様-内装コード(新)]]||X||3||124||-||KD型式に対し内装コードを変更する場合にインプットする。
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| 19||[[切換優先区分|KD仕様-切換優先区分]]||X||1||127||-||
| 19||[[切換優先区分|KD仕様-切換優先区分]]||X||1||127||-||
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| 34||[[輸出区分]]||X||1||200||-||輸出の出荷に対してその形態を区分する。
| 34||[[輸出区分]]||X||1||200||-||輸出の出荷に対してその形態を区分する。
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<ref>新BM DATABASE表設計 1996/9/18 乗用車システム部系学G 版</ref>
 
== 設計つなぎデータレイアウト ==
E-BOMより連携されるMI情報のファイルレイアウト
[[file:MI.png|1000px|link=]]


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
[[P-BOM 構成情報]]
[[P-BOM 構成情報]]
<references/>
== 設計つなぎデータレイアウト ==
設計BM ENICSより、連携されるMI情報のファイルレイアウト
[[file:MI.png|1000px]]
<ref>ECN010.XLS 2000/9/20版</ref>


== 出典 ==
<references/>
[[category:EPICS-BM]]
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{{書きかけ}}

2015年7月29日 (水) 00:22時点における版

生産型式情報DBでは、コンポーネントリストモデルコード単位の固有情報を管理する。同一の型式でも、BU型式、輸出型式の仕向地の異なるものをMCで管理しているが、これらの型式を構成する機能部品は同一。コンポーネントリストを一元管理するため、コンポーネントリストに存在するモデルコードMを示す。(BU型式、輸出型式の仕向地の異なることにより、パーツリスト上のKD区分が異なる。BU型式、輸出型式の仕向地の異なることにより、パーツリスト上の部番単位に管理するKD区分が出荷単位、デリーション単位なのかを管理する。)仕向地においては、当該コードが固定の生産しか行わない型式があるため、そのような型式の外・内・艤装コードを管理する。’旧’項目は、設計変更時の履歴管理に使用する。パーツリスト上(パーツリストバリエーションコードに従属する部番の紐付)の部番に対して次工程を管理しているが、コンポーネントリストモデルコードにより次工程が決まるものを生産型式情報DBに持たせる。

テーブルレイアウト

E-BOMより、伝送される設計つなぎGLMI(下記参照)が格納されるDBのテーブルレイアウト。つなぎデータで提供されない項目は、P-BOM管理グループの仕訳によって、補完される。

順番 データ項目名 属性 バイト数 位置 必須 説明
1 コンポーネントリスト X 10 1 - コンポーネントリスト、モデルコードとそれを構成するUSV(パーツリスト+バリエーションコード)の関係を表わしたリストをいう。
2 コンポーネントリスト-サフィックス X 1 11 - 製造部門でGLNOに一桁付け足す番号。例えばP試と量産を区別するためにつける。
3 モデルコード X 3 12 - MCの役割はVCと共に型式記号と部品番号をパーツリスト上で結びつけるものである。
4 仕訳担当 X 2 15 - P-BOMデータベース分散インプット部門内の実際インプット担当者又は担当者グループを表示する。
5 メンテナンス日時・タイムスタンプ X 26 17 -
6 コンポーネントリスト・モデルコード X 3 43 - MIのモデルコードがコンポーネントリストの異なるモデルコードをさす場合、コンポーネントリストのモデルコードをインプットする。MIのモデルコードと上2桁は同じであること。
7 製作所 X 1 46 - 製品の所管製作所を表示
8 製品コード X 3 47 - 製品の種類を区分して表示する。
9 型式記号 X 16 50 - 国内の場合,運輸省届出型式をいう。輸出の場合,輸出先の法令等を勘案し,国内に準じて型式設定される。
10 年式記号 X 2 66 - Model Yearのこと。
11 ライン X 2 68 - 型式で管理する製品の艤装、組立が行われるラインを表示する。
12 モデル名称 X 30 70 - 生産型式コードの型式名称
13 コメント X 10 100 - MIにコメントがあればインプットする。
14 KD仕向地 X 3 110 - KD輸出の仕向地を表示する。
15 KD仕様-外装コード X 4 113 - KD型式のベースとなる外装コードをインプットする。
16 KD仕様-内装コード X 3 117 - KD型式のベースとなる内装コードをインプットする。
17 KD仕様-外装コード(新) X 4 120 - KD型式に対し外装コードを変更する場合にインプットする。
18 KD仕様-内装コード(新) X 3 124 - KD型式に対し内装コードを変更する場合にインプットする。
19 KD仕様-切換優先区分 X 1 127 -
20 KD仕様-EONO X 7 128 - 外装コード・内装コードを変更する際、製造側で管理番号を設定してインプットする。
21 KD仕様-年月日 9 9 135 -
22 実次工程-F(発送) X 4 144 - 生産型式コード単位に設定される各生産工程毎の次工程区分を示す。
23 実次工程-K(架装) X 4 148 - 生産型式コード単位に設定される各生産工程毎の次工程区分を示す。
24 実次工程-S(総組) X 4 152 - 生産型式コード単位に設定される各生産工程毎の次工程区分を示す。
25 実次工程-A(艤装) X 4 156 - 生産型式コード単位に設定される各生産工程毎の次工程区分を示す。
26 実次工程-P(塗装) X 4 160 - 生産型式コード単位に設定される各生産工程毎の次工程区分を示す。
27 実次工程-W(溶組) X 4 164 - 生産型式コード単位に設定される各生産工程毎の次工程区分を示す。
28 量産開始年月日 9 8 168 -
29 量産開始号車 9 7 176 -
30 量産終了年月日 9 8 183 -
31 量産終了号車 9 7 191 -
32 量産終了区分 X 1 198 - 量産終了を示す。
33 MC区分 X 1 199 -
34 輸出区分 X 1 200 - 輸出の出荷に対してその形態を区分する。

設計つなぎデータレイアウト

E-BOMより連携されるMI情報のファイルレイアウト ファイル:MI.png

関連項目

P-BOM 構成情報