日産生産方式

2015年7月8日 (水) 08:02時点におけるAtanabe (トーク | 投稿記録)による版

日産生産方式とは、NPW(Nissan Production Way)と呼ばれる、日産自動車の生産システムのことである。1997年5月に「同期生産導入宣言」を行い、「NPWが目指しているのは、受注生産型『同期生産』である」という生産思想を明確に打ち出した。NPWでは、生産計画が徐々に精錬されていくプロセスと連動させながら、サプライヤーに対しては、多段階で購買情報を伝達(内示)し、最終的には完成車の組み立てと同期した部品納入の仕組みを構築しようとしている[1]。日産生産方式は、100%受注生産を目指し、需給ギャップのリスクを生産側で負う点で、需給ギャップのリスクを販売側で負うトヨタ生産方式とは異なっている。

出典

  1. ^ MMRC No.295 日産生産方式と受注生産ートヨタとの比較を通じてー 2010年3月 東京大学ものづくり経営研究センター