「ポスト噴射」の版間の差分

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ポスト噴射とは、ディーゼルエンジンの[[多段噴射]]と呼ばれる燃料噴射のうちの一つ。[[メイン噴射]]の後、再度シリンダー内に燃料噴射を行うことで未燃焼燃料([[HC]])をシリンダー外に排出し、昇温の目的で[[DOC|酸化触媒]]へ供給する。ポスト噴射は、後工程への燃料供給を目的としているため、シリンダー内燃焼によるエンジントルクへの貢献は無い。むしろ、遅すぎるポスト噴射では、シリンダー壁を経由したエンジンオイルへの燃料混入による希釈が問題とされている。
ポスト噴射とは、ディーゼルエンジンの[[多段噴射]]と呼ばれる燃料噴射のうちの一つ。[[メイン噴射]]の後、再度シリンダー内に燃料噴射を行うことで未燃焼燃料([[HC]])をシリンダー外に排出し、昇温の目的で[[DOC|酸化触媒]]へ供給する。ポスト噴射は、後工程への燃料供給を目的としているため、シリンダー内燃焼によるエンジントルクへの貢献は無い。むしろ、遅すぎるポスト噴射では、シリンダー壁を経由したエンジンオイルへの燃料混入による[[燃料希釈|希釈]]が問題とされている。

2016年5月17日 (火) 09:44時点における最新版

ポスト噴射とは、ディーゼルエンジンの多段噴射と呼ばれる燃料噴射のうちの一つ。メイン噴射の後、再度シリンダー内に燃料噴射を行うことで未燃焼燃料(HC)をシリンダー外に排出し、昇温の目的で酸化触媒へ供給する。ポスト噴射は、後工程への燃料供給を目的としているため、シリンダー内燃焼によるエンジントルクへの貢献は無い。むしろ、遅すぎるポスト噴射では、シリンダー壁を経由したエンジンオイルへの燃料混入による希釈が問題とされている。