「アーキテクチャ」の版間の差分
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例えば、燃料噴射装置の基幹技術は、専門部品メーカーに固有のもので、自動車メーカーと言えども外注せざるをえない技術である。ボッシュ社は燃料噴射装置のプラットフォーム型開発(=標準化)により、基幹部分を共通化することでコスト低減を図る一方、エンジンとのインターフェース部分は個別にインテルグラル型で開発し、どのメーカーのエンジンとも結合を可能としている。このように、単にアーキテクチャと言っても、どちらか一方に限定されるわけではなく、ボッシュのようなハイブリッド型も考慮する必要がある。ボッシュの例は、[[承認図方式]]と言えるであろう。 | 例えば、燃料噴射装置の基幹技術は、専門部品メーカーに固有のもので、自動車メーカーと言えども外注せざるをえない技術である。ボッシュ社は燃料噴射装置のプラットフォーム型開発(=標準化)により、基幹部分を共通化することでコスト低減を図る一方、エンジンとのインターフェース部分は個別にインテルグラル型で開発し、どのメーカーのエンジンとも結合を可能としている。このように、単にアーキテクチャと言っても、どちらか一方に限定されるわけではなく、ボッシュのようなハイブリッド型も考慮する必要がある。ボッシュの例は、[[承認図方式]]と言えるであろう。 | ||
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2015年12月18日 (金) 13:31時点における版
製品アーキテクチャとは、「どのようにして製品を構成部品に分割し、どうのように製品機能を配分し、それによって必要となる部品間のインターフェースをいかに設計・調整するか」に関する基本的な設計構想のことである。製品アーキテクチャには大きく分けて「インテグラル(擦り合せ)型(部品設計を相互調整し、製品ごとに最適設計しないと製品全体の性能が出ないタイプ)」と「モジュラー(組み合せ)型(部品・モジュールのインタフェースが何らかの意味で標準化されていて、既存部品を寄せ集めれば多様な製品が出来るタイプ)」がある。自動車は典型的なインテグラル型の製品と言える。
例えば、燃料噴射装置の基幹技術は、専門部品メーカーに固有のもので、自動車メーカーと言えども外注せざるをえない技術である。ボッシュ社は燃料噴射装置のプラットフォーム型開発(=標準化)により、基幹部分を共通化することでコスト低減を図る一方、エンジンとのインターフェース部分は個別にインテルグラル型で開発し、どのメーカーのエンジンとも結合を可能としている。このように、単にアーキテクチャと言っても、どちらか一方に限定されるわけではなく、ボッシュのようなハイブリッド型も考慮する必要がある。ボッシュの例は、承認図方式と言えるであろう。