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2016年3月17日 (木) 23:45時点における最新版

縦書きの日本語では、例外なく「、(てん)」と「。(まる)」が使用される。これは決まりと言える。横書きの場合、さらに「,(カンマ)」「.(ピリオド)」が組合される場合が多い。その組合せも、「、」と「.」は少数派であるが、逆の「,」と「。」などは比較的多い組合せである。論文は「,」と「.」の使用が圧倒的に多いと思われる。

様々な原因が考察されているが、一番もっともらしい理由としては、ワードプロセッサー登場以前に、和文(縦書)の清書に使用した「和文タイプライターの制約」である。和文タイプライターで使用される句読点は、「、」と「。」である。ただし、和文タイプライターはもっぱら縦書きの清書を目的として作られていたため、「、」も「。」も縦書きに合わせて右上にオフセットされており、和文タイプライターを使用して横書き文章を清書した場合、句読点をそのまま使用すると、右上に打たれてしまうのである。そこで、苦肉の策として、英文用に用意されていた、「,」と「.」を句読点の代わりに使用した、という主張である。

こうして完成した、横書きの論文が広まるにつれ、論文では「,」と「.」の使用が正しい用法であると、誤った認識が広まり、今日に至っていると思われる。何事も、物事の本質を考えず、外形的な理解をすると本質を見失う典型である。従って、本サイトでは、正しい日本語(縦書き)の用法である「、」と「。」を横書きでも推奨するものである。

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