|
|
| (2人の利用者による、間の2版が非表示) |
| 1行目: |
1行目: |
| SCRTとは、Selective Cataliytic Reduction Technology の略で、ディーゼル排ガス処理の基本システムである[[CRT]]の後段に、[[SCR]]処理システムを加えた四元触媒システムのこと。合計四種類の異なる触媒から構成されており、前段CRTで[[HC]],[[CO]],[[PM]](すす)を削減した後、[[SCR]]部では尿素の加水分解によって得られるアンモニアを用いて、[[NOx]]をN<sub>2</sub>(窒素)とH<sub>2</sub>O(水)にする。SCRTはジョンソン・マッセイの登録商標。 | | SCRTとは、Selective Cataliytic Reduction Technology の略で、ディーゼル排ガス処理の基本システムである[[CRT]]の後段に、[[SCR]]処理システムを加えた四元触媒システムのこと。合計四種類の異なる触媒から構成されており、前段[[CRT]]([[DOC|前段酸化触媒]]＋[[DPF]])で[[HC]],[[CO]],[[PM]](すす)を削減した後、[[SCR]]部では尿素の加水分解によって得られるアンモニアを用いて、[[NOx]]をN<sub>2</sub>(窒素)とH<sub>2</sub>O(水)にする。[[DOC|後段酸化触媒]]では余剰のNH<sub>3</sub>を除去する。SCRTはジョンソン・マッセイの登録商標。 |
|
| |
|
| == 動作原理 == | | == 参考 == |
| <imagemap>
| | [[file:SCR説明-DPF.png|center|link=]] |
| Image:EN MAN TGX TGX Euro6 SCRT.jpg|800px
| |
| rect 1189 949 1497 1033[[DPF]]
| |
| rect 457 1165 961 1229[[DOC]]
| |
| rect 1497 25 2101 89[[SCR]]
| |
| rect 2369 35 3011 81[[SCR]]
| |
| rect 2497 1093 3021 1167[[AdBlue]]
| |
| desc none
| |
| </imagemap>
| |
| | |
| <BR>
| |
| <imagemap>
| |
| Image:EN MAN Technology Overview Euro 6.jpg|800px
| |
| rect 800 530 950 600[[CRT]]
| |
| rect 1355 535 1500 600[[SCR]]
| |
| desc none
| |
| </imagemap>
| |
| | |
| == 実装例 ==
| |
| <imagemap>
| |
| Image:EN Chart TGS TGX Euro6 Driveline small.jpg|800px
| |
| rect 119 50 259 80[[AdBlue]]
| |
| rect 1031 119 1125 150[[EGR|AGR]]
| |
| rect 653 48 883 85[[Common Rail]]
| |
| rect 381 1129 465 1160[[CRT]]
| |
| rect 494 1126 581 1158[[SCR]]
| |
| desc none
| |
| </imagemap>
| |
| | |
| == ツボペの視点 ==
| |
| フォルクスワーゲンがアメリカで摘発された関係で、ディーゼル関連技術の検索が増えています。尿素を使った浄化システムは件のスキャンダルでは対象外です。そもそも尿素を使うのは、アンモニアが劇薬指定されているため、車載用に貯蔵できず、化学反応によるオンデマンド供給しか方法が無いためです。アンモニアが窒素酸化物の除去に効果的であると発見するには何回実験をしたのか気になるところではある。自動車は本当に様々な要素技術の塊と言えます。自動車メーカー内でも、これらの要素技術は先行開発されていて、車両のチーフデザイナーが、社内に点在する効果的な要素技術を巧みに組み合わせることで、素晴らしい自動車を作り上げることが出来るので、チーフデザイナーの目利きと、要素技術側の売り込みが大事なんだと思います。
| |
| | |
| === 参考図書 ===
| |
| *現在提供しておりません。
| |
|
| |
|
| == 関連項目 == | | == 関連項目 == |
| [[DOC]]<BR>
| |
| [[CRT]]<BR>
| |
| [[DPF]]<BR>
| |
| [[SCR]]<BR> | | [[SCR]]<BR> |
| __NOTOC__ | | __NOTOC__ |
2016年3月31日 (木) 07:45時点における最新版
SCRTとは、Selective Cataliytic Reduction Technology の略で、ディーゼル排ガス処理の基本システムであるCRTの後段に、SCR処理システムを加えた四元触媒システムのこと。合計四種類の異なる触媒から構成されており、前段CRT(前段酸化触媒＋DPF)でHC,CO,PM(すす)を削減した後、SCR部では尿素の加水分解によって得られるアンモニアを用いて、NOxをN2(窒素)とH2O(水)にする。後段酸化触媒では余剰のNH3を除去する。SCRTはジョンソン・マッセイの登録商標。
参考
関連項目
SCR
