「Electronic Stability Control」の版間の差分

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ESCとは、横滑り防止装置のこと。ESPは、オーバーステアやアンダーステアなどの車両が不安定な状態を検知すると、各種センサーから得られた情報を元にブレーキやエンジン出力を自動統合制御することによって理想の走行状態に近づけるよう車両の姿勢を自動制御し、車両の急激な挙動変化を抑え、可能な限り車両の挙動を安定させる。ただし、スタックからの脱出時などに、センサーの働きによっては必要なトラクションが掛からない場合があり、ESPの作動モードを、横滑り防止モードから、単純な[[Traction Control System|トラクションコントロール]]モードへの変更が必要となる。
ESCとは、横滑り防止装置のこと。ESPは、オーバーステアやアンダーステアなどの車両が不安定な状態を検知すると、各種センサーから得られた情報を元にブレーキやエンジン出力を自動統合制御することによって理想の走行状態に近づけるよう車両の姿勢を自動制御し、車両の急激な挙動変化を抑え、可能な限り車両の挙動を安定させる。ただし、スタックからの脱出時などに、センサーの働きによっては必要なトラクションが掛からない場合があり、ESPの作動モードを、横滑り防止モードから、単純な[[Traction Control System|トラクションコントロール]]モードへの変更が必要となる。
== 義務化 ==
道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」等の一部改正により、2012年10月1日以降に新たに型式の指定を受ける自動車、継続生産車(既存モデルで販売される車種)については、2014年10月1日以降に製作される自動車に対して、ESC搭載が義務付けられた。軽自動車についても、新型生産車は2014年10月1日以降に新たに型式の指定を受ける自動車、継続生産車は2018年2月24日以降に製作される自動車にESC搭載が義務付けられる。


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
[[ECU]]
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2016年1月25日 (月) 08:08時点における版

ESCとは、横滑り防止装置のこと。ESPは、オーバーステアやアンダーステアなどの車両が不安定な状態を検知すると、各種センサーから得られた情報を元にブレーキやエンジン出力を自動統合制御することによって理想の走行状態に近づけるよう車両の姿勢を自動制御し、車両の急激な挙動変化を抑え、可能な限り車両の挙動を安定させる。ただし、スタックからの脱出時などに、センサーの働きによっては必要なトラクションが掛からない場合があり、ESPの作動モードを、横滑り防止モードから、単純なトラクションコントロールモードへの変更が必要となる。

義務化

道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」等の一部改正により、2012年10月1日以降に新たに型式の指定を受ける自動車、継続生産車(既存モデルで販売される車種)については、2014年10月1日以降に製作される自動車に対して、ESC搭載が義務付けられた。軽自動車についても、新型生産車は2014年10月1日以降に新たに型式の指定を受ける自動車、継続生産車は2018年2月24日以降に製作される自動車にESC搭載が義務付けられる。

関連項目

ECU