「AUTOSAR」の版間の差分

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オートザー、AUTomotive Open Systems ARchitectureの略。2003年に発足した自動車業界のグローバル開発パートナーシップである。活動目的は、インフォテインメントを除く領域で、[[ECU|車載電子制御ユニット]]用の共通標準ソフトウェアアーキテクチャを策定、確立することである。さまざまな車種やプラットフォームに対応できる拡張性、ソフトウェアの可搬性、可用性への配慮、安全要求への対応、多種多様なパートナーとの協業、天然資源のサステナブルな利用、車両の「製品ライフサイクル」全般にわたる保守性などを目標とする。
オートザー、AUTomotive Open Systems ARchitectureの略。2003年に発足した自動車業界のグローバル開発パートナーシップである。活動目的は、[[In-Vehicle Infotainment|インフォテインメント]]を除く領域で、[[ECU|車載電子制御ユニット]]用の共通標準ソフトウェアアーキテクチャを策定、確立することである。さまざまな車種やプラットフォームに対応できる拡張性、ソフトウェアの可搬性、可用性への配慮、安全要求への対応、多種多様なパートナーとの協業、天然資源のサステナブルな利用、車両の「製品ライフサイクル」全般にわたる保守性などを目標とする。


== コンセプト ==
== コンセプト ==
AUTOSAR は基本ソフトウェアモジュールを記述する一連の仕様書を提供、アプリケーション・インタフェースを定義し、標準交換フォーマットに基づく共通の開発メソドロジーを構築する。基本ソフトウェアモジュールは、AUTOSARの階層的ソフトウェアアーキテクチャによって可能になり、 メーカーごとに異なる車種やサプライヤーによって異なる電子部品でも利用できるため、研究開発費用を削減し、複雑化する一方の自動車業界の電子ユニットとソフトウェアアーキテクチャに対応できる。[7] この指針に基づき、AUTOSAR は性能、安全性、環境適合性をさらに向上させるため革新的な電子システムを開発し、車両のライフサイクル全般にわたるソフトウェアとハードウェアの交換と更新に尽力してきた。AUTOSARはまた、次世代のテクノロジーに対応すると同時に、品質面で妥協することなくコスト効率の改善を目指す。
AUTOSAR は基本ソフトウェアモジュールを記述する一連の仕様書を提供、アプリケーション・インタフェースを定義し、標準交換フォーマットに基づく共通の開発メソドロジーを構築する。基本ソフトウェアモジュールは、AUTOSARの階層的ソフトウェアアーキテクチャによって可能になり、 メーカーごとに異なる車種やサプライヤーによって異なる電子部品でも利用できるため、研究開発費用を削減し、複雑化する一方の自動車業界の電子ユニットとソフトウェアアーキテクチャに対応できる。この指針に基づき、AUTOSAR は性能、安全性、環境適合性をさらに向上させるため革新的な電子システムを開発し、車両のライフサイクル全般にわたるソフトウェアとハードウェアの交換と更新に尽力してきた。AUTOSARはまた、次世代のテクノロジーに対応すると同時に、品質面で妥協することなくコスト効率の改善を目指す。


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
[[E/E Architecture]]<br>
[[Japan Automotive Software Platform and Architecture|JasPar]]<br>
[[ECU]]
[[CUBAS]]
[[category: 選り抜き記事対象]]
[[category: 新しい記事対象]]
[[category: 新しい記事対象]]
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