要求分析と要求定義
「要求分析」という工程により要求を分析し、一つ一つの結果を言葉として定義したものが「要求定義」。それらの要求や仕様を整理した文書が「要求仕様」と呼ばれる。「要件定義」という用語はソフトウェア工学上は定義がないが、「要求仕様」がエンドユーザー視点で書かれているのに対し、システム側の視点で書かれたものが「要件定義」と呼ばれるケースが多い。
要求定義の効果
NASAの統計データによると、全開発コストの中で要求定義に割くコストの効果は以下の通り。[1]
- 要求定義に全コストの2-3%をかけたプロジェクト⇒開発コスト超過=80-200%
- 要求定義に全コストの8-12%をかけたプロジェクト⇒開発コスト超過=0-50%