「承認図方式」の版間の差分

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2006年の研究<ref>自動車部品産業における取引パターンの発展と変容 2006年6月 東京大学ものづくり経営研究センター</ref>では、全体の69.5%が承認図であり、[[委託図方式|委託図]]が16.3%、貸与図が9.9%、残りは市販品などである。カテゴリ別の傾向としては、電子・電気部品において部品メーカーが開発を手掛ける割合が高く(承認図)、逆に、機械加工部品において割合が低く(貸与図)なっている。
2006年の研究<ref>自動車部品産業における取引パターンの発展と変容 2006年6月 東京大学ものづくり経営研究センター</ref>では、全体の69.5%が承認図であり、[[委託図方式|委託図]]が16.3%、貸与図が9.9%、残りは市販品などである。カテゴリ別の傾向としては、電子・電気部品において部品メーカーが開発を手掛ける割合が高く(承認図)、逆に、機械加工部品において割合が低く(貸与図)なっている。
== ツボペの視点 ==
自動車メーカーとサプライヤーの力関係や系列かどうかなど、様々な要因があって簡単に色分けできるものではないが、承認図方式の方が、サプライヤーの技術力が高いような気がする。これから、機械系部品の他に電気・電子部品(E/E)の領域が広がると、[[E/E Architecture]]をどれだけ自社で発想出来るかで、自動車メーカーの序列が変わるかもしれない。電気・電子の領域が広がると言っても、最終的には自動車という製品にまとめる必要があるので、単に電気・電子に強い会社がそのまま自動車の世界でも強者となるとは限らない。内燃機関が無くなっても、自動車が機械部品で構成されていることには変わりないので、変化に対応した会社が生き残る。
=== 参考図書 ===
*現在提供しておりません。


== 出典 ==
== 出典 ==