「手番」の版間の差分

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手番とは、製品を計画通りの時期に完成するために、各部品の納入、加工着手時点を製品完成予定時期に対し、どれだけ先行させれば丁度間に合うかを設定する尺度を時間で表したものをいう。一般に手番は時間の単位(日、時間等)で表され、これを時間手番と言う。一方ラインによる量産をする場合、ライン上の個数が一定であり、工程間のストック数を設定すれば、個数を単位とすることが便利である。これを個数手番と言う。手番は、大きめに設定すると仕掛が多くなり、小さめに設定すると完成予定時期に間に合わなくなるので、適切に設定しなければならない。基本的な手番の決め方は、製品完成から順に各工程の生産期間又は台上個数、各工程間の滞留時間又はストック数等を積み上げることによりなされている。なお、[[EPICS]]では納入手番に関して便宜的に生産工程にいくつかの点(手番基準工程)を設定し、その点から手番を設定している。<ref>三菱自動車 生産管理用語集 1980/04/01版</ref>
手番とは、手配番数の略で基準日程により決められ、着手から完成するまでの日数のことで、[[リードタイム]]と同じ意味で使われる。製品を計画通りの時期に完成するために、各部品の納入、加工着手時点を製品完成予定時期に対し、どれだけ先行させれば丁度間に合うかを設定する尺度を時間で表したものをいう。一般に手番は時間の単位(日、時間等)で表され、これを時間手番と言う。一方ラインによる量産をする場合、ライン上の個数が一定であり、工程間のストック数を設定すれば、個数を単位とすることが便利である。これを個数手番と言う。手番は、大きめに設定すると仕掛が多くなり、小さめに設定すると完成予定時期に間に合わなくなるので、適切に設定しなければならない。基本的な手番の決め方は、製品完成から順に各工程の生産期間又は台上個数、各工程間の滞留時間又はストック数等を積み上げることによりなされている。なお、[[P-BOM]]では納入手番に関して便宜的に生産工程にいくつかの点(手番基準工程)を設定し、その点から手番を設定している。


== 出典 ==
== 関連項目 ==
<references/>
[[手番ずらし]]
[[category:生産管理用語]]
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