「意味ありコード」の版間の差分

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意味ありコードとは、マテリアルマスタ(部品マスタ、品目マスタ等と呼ばれることもある。)において、それぞれのマテリアルを識別するためのキーコードに意味を持たせたものをいう。具体的には、キーを発番する場合に複数に桁区を切り、その桁ごとにいろいろな意味を持たせることで実現する。先頭の2桁が製品カテゴリを、その後の4桁が製品ファミリーを、次の4桁が仕入れ先を意味し、末尾には数字の連番でバージョンを管理する、などである。意味ありコードの場合、そのコードを見るだけで、どこで使われる部品で、どこから仕入れるのか、など概要を知ることが出来、少品種大量生産においては便利なコード体系であった。最終製品が多品種少量生産化されるに従い、共通部品が増え、製品カテゴリや製品ファミリに縛られるコード体系では返って不都合が生じるようになった。共通部品は製品カテゴリや製品ファミリの垣根を越えて使用されるからである。これらの問題を根本的に解決するには、マテリアルマスタを「意味なしコード」で再構築するしかない。ただし、意味なしコード化自体が大掛かりなプロジェクトになり得るが、その効果は絶大である。
意味ありコードとは、マテリアルマスタ(部品マスタ、品目マスタ等と呼ばれることもある。)において、それぞれのマテリアルを[[部品番号|識別するためのキーコード]]に意味を持たせたものをいう。具体的には、キーを発番する場合に複数に桁を区切り、その桁ごとにいろいろな意味を持たせることで実現する。先頭の2桁が製品カテゴリを、その後の4桁が製品ファミリーを、次の4桁が仕入れ先を意味し、末尾には数字の連番でバージョンを管理する、などである。意味ありコードの場合、そのコードを見るだけで、どこで使われる部品で、どこから仕入れるのか、など概要を知ることが出来、少品種大量生産においては便利なコード体系であった。最終製品が多品種少量生産化されるに従い、共通部品が増え、製品カテゴリや製品ファミリに縛られるコード体系では返って不都合が生じるようになった。共通部品は製品カテゴリや製品ファミリの垣根を越えて使用されるからである。これらの問題を根本的に解決するには、マテリアルマスタを「意味なしコード」で再構築するしかない。


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