「妥当性確認」の版間の差分

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Validationとは、当該[[システム]]に要求を出した側の意図する機能・性能を、当該システムが有していることを確認する行為である。 つまり妥当性確認とは、成果物が要求元の意図どおりにできているかを確認する行為である。要求を出した側が確認する。
Validationとは、当該[[システム]]に要求を出した側の意図する機能・性能を、当該システムが有していることを確認する行為である。 つまり妥当性確認とは、成果物が要求元の意図どおりにできているかを確認する行為である。要求を出した側が確認する。
具体的には、システム機能の分割・細分化の段階においては、上位要素から下位の要素に要求がフローダウンされる際に下位への要求が上位からの要求に完全性を持っている事を確認する。インテグレーションの段階においては、階層毎の検証結果が適切に上位の要求を満たしている事を確認する。最終的なバリデーションは[[ステークホルダー]]の真のニーズが反映されている事を確認する行為であり、通常、エンドユーザーや[[利用者]]といったステークホルダーによって行われる。設計上の手戻りを防ぎ、効率的なシステムインテグレーションを行うために要素開発の段階毎に早期のバリデーションが行われることが望ましい。<ref>システムズエンジニアリングの基本的な考え方 初版 JAXA 2007年4月B改訂</ref>
== 出典 ==
<references />

2017年5月11日 (木) 01:53時点における版

Validationとは、当該システムに要求を出した側の意図する機能・性能を、当該システムが有していることを確認する行為である。 つまり妥当性確認とは、成果物が要求元の意図どおりにできているかを確認する行為である。要求を出した側が確認する。

具体的には、システム機能の分割・細分化の段階においては、上位要素から下位の要素に要求がフローダウンされる際に下位への要求が上位からの要求に完全性を持っている事を確認する。インテグレーションの段階においては、階層毎の検証結果が適切に上位の要求を満たしている事を確認する。最終的なバリデーションはステークホルダーの真のニーズが反映されている事を確認する行為であり、通常、エンドユーザーや利用者といったステークホルダーによって行われる。設計上の手戻りを防ぎ、効率的なシステムインテグレーションを行うために要素開発の段階毎に早期のバリデーションが行われることが望ましい。[1]

出典

  1. ^ システムズエンジニアリングの基本的な考え方 初版 JAXA 2007年4月B改訂