「型式展開によらない所要量計算」の版間の差分

編集の要約なし
編集の要約なし
編集の要約なし
1行目: 1行目:
[[部品表#階層型部品表の例|階層型部品表]]では、[[型式展開]]と[[日別生産計画]]から、ある期間に生産される車両に必要な部品の所要量を計算する。所要量の計算は部品サプライヤーへの内示を主目的と限定し、ここでは、型式展開を用いずに所要量を計算する方法を考察する。
[[部品表#階層型部品表の例|階層型部品表]]では、[[型式展開]]と[[日別生産計画]]から、ある期間に生産される車両に必要な部品の所要量を計算する。所要量の計算は部品サプライヤーへの内示を主目的と限定し、ここでは、型式展開を用いずに所要量を計算する方法を考察する。
まず[[パーツリスト]]に使用比率を追加する。使用比率とは、過去の販売・製造実績から、当該モデルにおけるオプションの選択比率から求め、定期的に改定を行うもの。この比率に基づいて部品サプライヤーへの内示を行う。ある期間内に製造する車両で選択されるであろうオプションに必要な部品総数がこの比率から求められるので、一つのオーダー毎に型式展開ファイルを用いて部品点数を計算し、期間で集計する必要が無くなる。部品サプライヤーへの確定情報は従来通り日別生産計画の確定した生産情報を使用して行う。
まず[[パーツリスト]]に使用比率を追加する。使用比率とは、過去の販売・製造実績から、当該モデルにおけるオプションの選択比率から求め、定期的に改定を行うもの。この比率に基づいて部品サプライヤーへの内示を行う。ある期間内に製造する車両で選択されるであろうオプションに必要な部品総数がこの比率から求められるので、一つのオーダー毎に型式展開ファイルを用いて部品点数を計算し、期間で集計する必要が無くなる。部品サプライヤーへの確定情報は従来通り日別生産計画の確定した生産情報を使用して行う。この方法を採用することで、少なくとも部品内示のための型式展開は不要になる。さらに、[[FBE]]を用いることで、車両工場での部品展開も不要に出来る。


== マスタ定義 ==
== マスタ定義 ==
7,764

回編集