モジュール化

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90年代半ば以降、特に欧州の自動車メーカーが積極的に試みているのが、自動車生産のモジュール化である。これはアーキテクチャにおけるモジュール化とは異質の動きであり、混乱を招きやすい。自動車産業で進められているモジュール化とは従来より大きい単位で部品をサブアッセンブリし、これを外部の部品メーカーに任せる、という方式を指している。例えばダイムラーMCCによる「スマート」の生産工場では、システムパートナーと呼ばれるサプライヤーがMCC組立工場を囲むように敷地内に隣接し、コクピット、フロントエンド、ドアなどのモジュールを組み立て、MCCの最終組立ラインに直接供給している。従来組立メーカーの領域とされてきた車体溶接塗装までもサプライヤーに任せている。米国の自動車メーカーでも、基本的な傾向として、より大きな範囲で、部品の生産・開発をサプライヤーに任せていこうという考え方がやはり示されている。