「プロセス」の版間の差分

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プロセスとは、「工程」もしくは「過程」と訳される。プロセスデザインアプローチでは「プロセス」とは「資源を活用して、価値を産み出すための一連の取り組み」のこと。また、[[ISO9001]]では、「プロセス」とは、「インプットをアウトプットへ変換する相互に関連する、又は相互に作用する一連の活動」と定義される。これらの活動には、人々や素材などの資源の割り当てが必要である。他のアプローチと比較した場合、プロセスアプローチの大きな強みは、プロセス間の相互作用のマネジメントとコントロール、及び組織の部門・階層間のインタフェースのマネジメントとコントロールにある。
プロセスとは、「工程」もしくは「過程」と訳される。プロセスデザインアプローチでは「プロセス」とは「資源を活用して、価値を産み出すための一連の取り組み」のこと。また、[[ISO9001]]では、「プロセス」とは、「インプットをアウトプットへ変換する相互に関連する、又は相互に作用する一連の活動」と定義される。これらの活動には、人々や素材などの資源の割り当てが必要である。他のアプローチと比較した場合、[[プロセスアプローチ]]の大きな強みは、プロセス間の相互作用のマネジメントとコントロール、及び組織の部門・階層間のインタフェースのマネジメントとコントロールにある。


=== プロセスアプローチの利点 ===
=== プロセスアプローチの利点 ===
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*焦点を絞り、優先度を付けた改善の第一歩のための機会の提供。
*焦点を絞り、優先度を付けた改善の第一歩のための機会の提供。
*人々の関与の促進、及びその責任の明確化。
*人々の関与の促進、及びその責任の明確化。
== システムズエンジニアリングでの定義 ==
実行される一連の関連した行為(アクション)や活動(アクティビティ)の事で、入力と出力が存在する。 入出力に整合性がないと抜けが生じ、追跡可能性(トレーサビリティ)がないと入出力の変更に対し漏れが生じるという問題が生じる。プロセスも[[システム]]同様、様々なレベルで用いられるため、プロセスの中にサブプロセス群が存在しうる。プロセス群の流れを図の形式で示したものを[[プロセスフローチャート]]と呼ぶ。プロセスフローチャート全体で見て入出力が有れば、プロセスチャート自体が、プロセスととらえることもできる。<ref>システムズエンジニアリングの基本的な考え方 初版 JAXA 2007年4月B改訂</ref>
== 出典 ==
<references />