「機能分類グループ」の版間の差分

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UPGとは、自動車を構成する部品(図面を含む)を、関連部門の業務処理を考慮して分類し、グルーピングしたものをいい、個々のUPGに付与した番号を[[UPG大分類|UPGコード]]という。なお、UPGは、設計部門における[[EPL]]及び製造部門における[[PPL]]の作成単位となるものである。ただし、EPL又はPPLを作成しないものであっても、必要に応じてコスト管理などのためにUPGを設定することがある。<ref>技術標準 UPG設定要領</ref>
機能分類グループとは、自動車を構成する部品(図面を含む)を、機能毎に分類しグルーピングしたもので、個々の機能分類グループに付与した番号を[[UPG大分類|機能分類グループコード]]という。なお、機能分類グループは、設計部門における[[EPL]]及び製造部門における[[PPL]]の作成単位となるものである。ただし、EPL又はPPLを作成しないものであっても、必要に応じてコスト管理などのために機能分類グループを設定することがある。全ての部品は、いずれかの機能分類グループに所属する。機能分類グループと[[シリーズコード]]、[[バリエーションコード]]を組合せた[[USV]]により、[[コンポーネントリスト]]、[[パーツリスト]]は定義されている。1つの「コンポーネントリストーモデルコード」の組合せは、1種類の機能分類グループのみを持つことができ、同一機能分類グループを複数持つことはできない。もし同一機能分類グループが複数設定されている場合、それはリスト干渉と呼ばれ、その機能分類グループに該当する正しい「[[パーツリスト]]ー[[バリエーションコード]]」を判別できなくなるため、[[EO]]による訂正が必要になる。ただし、[[LR区分]]がある場合または[[OPC]]がある場合は、同一機能分類グループを複数持つことができる。<BR>


== 概要 ==
== 機能分類グループの階層 ==
{{基礎情報 BoM
{| class="wikitable" style="text-align:center"
| bom_name          = EPICS
| table_name        = CPL2DB
| full_digit        = 6
}}
UPGは、Uniform Parts Grouping の略称で、各機能をモジュール単位で分類したコードである。<BR>
UPGによって、予め分類を固定化し、これらUPGの組合せによって、車両・コンポーネントが成立する。<BR>
 
MFTBCの[[ENICS|設計BM]]、[[製造BM]]では、車両、コンポーネントの構成情報に、UPGを付与することで1500程度のグルーピングを行っている。<BR>
全ての部品は、いずれかのUPGに所属することになる。<BR>
UPGと[[シリーズコード]]、[[VC]](Variation Code)の組合せた[[USV]]により、[[GL]]、[[PL]]は定義されている。<BR>
1つの[[GL]]-[[MC]]は1種類のUPGのみを持つことができ、同一UPGを複数持つことはできない。<BR>
 
もし同一UPGが複数設定されている場合、それはリスト干渉と呼ばれる。<BR>
リスト干渉がある場合は、そのUPGに該当する正しい[[PL]]-[[VC]]を判別できなくなるため、[[EO]]による訂正が必要になる。<BR>
ただし、[[LR区分]]がある場合または[[OPC]]がある場合は、同一UPGを複数持つことができる。<BR>
 
== Level ==
UPGにはヒエラルキーが存在する。その階層は以下となる。
 
{| class="wikitable"
|-
|-
! Level !! Class !! Sample UPG !! module
! style="width:6em"|Level !! style="width:10em"|Class !! style="width:8em"|Sample UPG !! style="width:10em"|Module
|-
|-
| 0 || Production Class || M01A01  || Vehicle Body
| 0 || Production Class || M01A01  || Vehicle Body
33行目: 13行目:
|  ||  || M15A01 || T/M
|  ||  || M15A01 || T/M
|-
|-
|  ||  || M20Z01 || axle
|  ||  || M20Z01 || Axle
|-
|-
| 2 || Device Class || M21A01 || vehicle PL
| 2 || Device Class || M21A01 || Vehicle Parts List
|}
|}
== 構成イメージ ==
[[file:UPG_Structure_system_of_vihicle.jpg]]
== UPG sample ==
01A01 GL<BR>
01E01 CPL<BR>
10A92 ENG&T/M 原価用工程<BR>
11A92 ENG 原価用工程<BR>
15A92 T/M 原価用工程<BR>
50A92 W/B 原価用工程<BR>
68A92 塗装 原価用工程<BR>
69A92 艤装 原価用工程<BR>
90A・・ デーラ・オプション<BR>
90B・・ 補用品専用構成<BR>
・・・95 UPG+UPG(96、97、9A~)<BR>
== Vehicle UPG Sample ==
[[file:UPG_Vehicle.pdf|500px]]
== Engine UPG Sample ==
[[file:UPG Engine.png]]
== 出典 ==
<references/>


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
[[Functional Module]]
[[Functional Module]]
[[category:選り抜き記事対象]]

2015年12月2日 (水) 10:12時点における最新版

機能分類グループとは、自動車を構成する部品(図面を含む)を、機能毎に分類しグルーピングしたもので、個々の機能分類グループに付与した番号を機能分類グループコードという。なお、機能分類グループは、設計部門におけるEPL及び製造部門におけるPPLの作成単位となるものである。ただし、EPL又はPPLを作成しないものであっても、必要に応じてコスト管理などのために機能分類グループを設定することがある。全ての部品は、いずれかの機能分類グループに所属する。機能分類グループとシリーズコードバリエーションコードを組合せたUSVにより、コンポーネントリストパーツリストは定義されている。1つの「コンポーネントリストーモデルコード」の組合せは、1種類の機能分類グループのみを持つことができ、同一機能分類グループを複数持つことはできない。もし同一機能分類グループが複数設定されている場合、それはリスト干渉と呼ばれ、その機能分類グループに該当する正しい「パーツリストバリエーションコード」を判別できなくなるため、EOによる訂正が必要になる。ただし、LR区分がある場合またはOPCがある場合は、同一機能分類グループを複数持つことができる。

機能分類グループの階層

Level Class Sample UPG Module
0 Production Class M01A01 Vehicle Body
1 Compornent Class M11A01 Engine
M15A01 T/M
M20Z01 Axle
2 Device Class M21A01 Vehicle Parts List

関連項目

Functional Module