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2014年10月8日 (水) 04:15時点における版
CRTとは、Continuously Regenerating Trapの略で、ディーゼルエンジンの排ガスに含まれる PMの内、すす(スート)を同じ排ガスに含まれる NOxを利用して燃焼し自己再生するもの。従来、DPFで捕集されたすすを大気中の酸素燃焼処理する場合には、500~600°Cで急激に燃焼を開始するが、CRTの場合には、NOxの一形態である NO2の利用によって、その燃焼開始温度を280°Cへと低減、ゆるやかな燃焼処理によって装置の安全性を高めている。
CRTは、前段部のDOC(ディーゼル酸化触媒)と後段部のDPFで構成される。DOCでは、HC、COの酸化処理と、NO2生成を行い、DPFでは、PM(すす)捕集とその処理が行われる。CRTはジョンソン・マッセイが開発した新しい発想に基づくDPFシステム。ジョンソン・マッセイの登録商標および特許技術。