「Zabbix」の版間の差分
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== MySQLの監視 == | == MySQLの監視 == | ||
[[File:MySQL DB Current Lock wait.png|500px]]<BR> | [[File:MySQL DB Current Lock wait.png|500px|left]]SHOW ENGINE INNODB STATUSで表示されるTRANSACTIONS情報のうちロックの時間が記録されているTRX HAS BEEN WAITING 【秒】 SEC FOR THIS LOCK TO BE GRANTEDの秒数の合計値で、InnoDBのテーブルもしくは行のロックがかかった時に表示される。該当の数値が増えた場合はSHOW FULL PROCESSLIST;もしくはslow queryログ等でどの部分でロックがかかっているのか確認し対応する必要がある。 | ||
[[File:MySQL Select type.png|500px|left]]このグラフは個別クエリに対してEXPLAINすることでどの実行計画を使っているのかの確認出来る。Select_full_join:2つ以上のテーブルにおいて全件同士で(Indexを使わずに)JOINした回数。最も致命的。Select_full_range_join:片方のテーブルで全件、もう片方のテーブルで範囲検索を行ってJOINした回数。Select_scan:テーブルのデータを全件検索した回数。Select Range:範囲が限定された探索(WHERE,HAVINGなど)を行った回数。 | |||
[[File:MySQL Command counter.png|500px|left]]Com は Command の略で Com Select / Delete / Insert / Update / Replace はその名前のとおりの SQL の実行回数。 Com xxx Multi と付いているのは複数テーブルを一括して Update するMySQL 独特の構文。QuestionsはMySQL Serverが発行したクエリの総数で、SET等の補助的なコマンドとエラーの応答もカウントされる。Questionsだけが増加して来たら、サーバ側で何かのエラーを起こしている可能性が高い。 | |||
[[File:MySQL Handler.png|500px|bottom]]<BR> | |||
MySQLクエリ実行後ストレジエンジンAPIを通じて発生しているFileやDisk I/Oの確認が出来る | |||
*Handler Read First : インデックスから最初のエントリーが読み込まれた回数。【Full Index Scanした回数】この値が大きい場合、サーバがインデックスのフルスキャンを多く行っている可能性が高い。 -> チューニング必要 | |||
*Handler Read Key : キーに基づくレコード読み取り要求の回数。この値が大きい場合、クエリおよびテーブルが適切にインデックス化されていると考えられる。 | |||
*Handler Read Next : キー値に基づいて行を特定した後、後続の行を読んだ回数 | |||
*Handler Read Prev : キー順序での前のレコードの読み取り要求の回数。これは主に、ORDER BY ... DESC を最適化するのに使用される。 | |||
*Handler Read Rnd : 固定位置に基づくレコード読み取り要求の回数。 結果のソートを必要とするクエリを多く実行すると、この値が大きくなる。 | |||
*Handler Read Rnd Next : データファイルでの次のレコードの読み取り要求の回数。 テーブルスキャンが多く実行されると、この値が大きくなる。この場合、一般的に、テーブルが適切にインデックス化されていないか、クエリがインデックスを有効に利用していないことを意味する。 -> チューニング必要 | |||
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[[category:zabbix]] | [[category:zabbix]] | ||
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2014年6月3日 (火) 10:11時点における版
Zabbix | |
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名称 | Zabbix |
利用部門 | 全社 |
サービス開始日 | 2014/2 |
IT担当部門 | ITC/AO |
利用規模 | 極小 |
カテゴリ | Webアプリ |
プラットフォーム | Linux |
言語環境 | PHP/Apache/MySQL |
IPアドレス | 53.84.10.158 |
アプリ運用 | 自社運用 |
サービス時間 | 24時間 |
概要
非公認サーバー監視ツール。
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MySQLの監視
SHOW ENGINE INNODB STATUSで表示されるTRANSACTIONS情報のうちロックの時間が記録されているTRX HAS BEEN WAITING 【秒】 SEC FOR THIS LOCK TO BE GRANTEDの秒数の合計値で、InnoDBのテーブルもしくは行のロックがかかった時に表示される。該当の数値が増えた場合はSHOW FULL PROCESSLIST;もしくはslow queryログ等でどの部分でロックがかかっているのか確認し対応する必要がある。
このグラフは個別クエリに対してEXPLAINすることでどの実行計画を使っているのかの確認出来る。Select_full_join:2つ以上のテーブルにおいて全件同士で(Indexを使わずに)JOINした回数。最も致命的。Select_full_range_join:片方のテーブルで全件、もう片方のテーブルで範囲検索を行ってJOINした回数。Select_scan:テーブルのデータを全件検索した回数。Select Range:範囲が限定された探索(WHERE,HAVINGなど)を行った回数。
Com は Command の略で Com Select / Delete / Insert / Update / Replace はその名前のとおりの SQL の実行回数。 Com xxx Multi と付いているのは複数テーブルを一括して Update するMySQL 独特の構文。QuestionsはMySQL Serverが発行したクエリの総数で、SET等の補助的なコマンドとエラーの応答もカウントされる。Questionsだけが増加して来たら、サーバ側で何かのエラーを起こしている可能性が高い。
MySQLクエリ実行後ストレジエンジンAPIを通じて発生しているFileやDisk I/Oの確認が出来る
- Handler Read First : インデックスから最初のエントリーが読み込まれた回数。【Full Index Scanした回数】この値が大きい場合、サーバがインデックスのフルスキャンを多く行っている可能性が高い。 -> チューニング必要
- Handler Read Key : キーに基づくレコード読み取り要求の回数。この値が大きい場合、クエリおよびテーブルが適切にインデックス化されていると考えられる。
- Handler Read Next : キー値に基づいて行を特定した後、後続の行を読んだ回数
- Handler Read Prev : キー順序での前のレコードの読み取り要求の回数。これは主に、ORDER BY ... DESC を最適化するのに使用される。
- Handler Read Rnd : 固定位置に基づくレコード読み取り要求の回数。 結果のソートを必要とするクエリを多く実行すると、この値が大きくなる。
- Handler Read Rnd Next : データファイルでの次のレコードの読み取り要求の回数。 テーブルスキャンが多く実行されると、この値が大きくなる。この場合、一般的に、テーブルが適切にインデックス化されていないか、クエリがインデックスを有効に利用していないことを意味する。 -> チューニング必要