シャシダイナモメータ

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    乗用車や小型トラックなどの排出ガス試験や燃費試験では、実走行ではなく室内の試験室で行う。その際に利用されるのが、シャシダイナモメータと呼ばれる負荷装置である。実走行における走行抵抗と空気抵抗を再現する装置であり、設定される値は実走行における測定値から求められている。

    燃費の測定

    自動車の燃費値は、国土交通省の定めた方式(JC08モード及びJE05モード)で、審査機関(独立行政法人交通安全環境研究所)において測定される。市街地や郊外での走行を想定した一定のパターンで走らせ、燃料の消費量から、1リットル当たりの走行距離(燃費)を算出する。実際に車を走らせるわけではなく、試験場のシャシダイナモメータに車を載せ、車両重量毎に負荷重量を変化させた上で、その場で走行(タイヤを回転)させて、燃費を測定する。

    参考

    関連項目

    CVS装置
    希釈トンネル